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会社を知る

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アート建工は様々な経歴を持つ精鋭の職能集団です。職能とは、個のポテンシャル。キャリアの有無よりも、果敢にチャレンジする意志と思考回路、行動力と捉えています。

裏日本といわれる山陰を変えていくには、商品やマーケティングだけではなく物流や暮らし方、働き方までプロセスを変えるイノベーションが必要です。だからこそ、ハウスメーカーや工務店に留まらず、多様性の高い組織で街づくりを目指す。自然豊かな山陰に人が住まう理由を足もとから見つめ直し、都市の基準ではない、地域ならではの目線で、持続可能な未来を探っていく。出雲から鳥取まで東西に繋がる密な情報ネットワークと人脈を集約し、次代の軸となる新たな価値を生み出す。地元に根を張り、支援を得て、成長期にある今だからこそ、尽力すべき企業の責務があるのです。

第一に、求める資質は誠実さです。楽観主義であってほしいとも思います。日々手がける家づくりが暮らしを変え、働き手を増やし、教育や医療施設が充実し、豊かなコミュニティが形成されて豊かな街に変わる。私たちが見据えているのは、10年後のリアルな街の姿だからです。夢語りではなく、私たちは必ず実現する。そう信じて共感し合える創造人との熱意あふれる協業を期待しています。

代表取締役社長 魚谷宗二

山陰を日本のひなたにしていく。

幸せの在り方が家づくりの基盤。

アート建工は父親から継いだ会社ですが、今の住宅事業の形になったのは私の代からです。大学を卒業後、すぐに立ち上げたので、ノウハウも資金もなく、最初はうまくいかずに、20代はただがむしゃらでした。でも、覚悟の上で始めたことですから、絶対成功するという自信だけはあって。どんなに理不尽なことがあっても、腹が立つことはないんですよ。父親が剛気な昭和の男で、幼い頃からだいぶ鍛えられましたから。家づくりを始めたのは、家族が幸せであって欲しいという思いが強いからかもしれませんね。

この家は、数年前に建てました。土地選びからこだわって、間取りも自分で考えて。キッチンは、大勢が遊びに来てももてなせるように、広く使いやすく。食材を大量にストックできるパントリーもあります。それから、家族全員分の衣類を室内干しできる大きな洗濯室も。庭はありますが、天気が悪くて外に出られない日も子供たちがのびのびと遊べるように、雨風をしのげる軒下を拡張したテラスを作りました。休日はここで寛いだり、仲間が集まってバーベーキューを楽しんだりします。

山陰は雨が多くて、雪もよく降ります。冬は特に鬱々とするので、少しでも日の光を感じたいし、家の中では晴れやかな気持ちで過ごしたい。こういう暮らしや心情は、外の人にはわかりづらいものです。家は日常そのものです。憩いの時間も大事ですが、基本的には家事と育児の場だと思っています。だから社員たちには、特に男性陣には「料理や家事をしなさい」と助言しています。社長である私自身はもちろん、こまごまとした生活の大変さが理解できないと、家づくりはできませんから。そういう意味でも、この家はアート建工の集大成なんです。山陰の気候風土ではあまり使われないベランダをなくして、代わりに洗濯室を設けた間取りも、建てた当時は画期的でしたが、今はスタンダートな造りとして認知されました。

地域・街・人の繋がりを見据えて。

住宅事業が軌道に乗っておよそ10年。直近の5年間は社員数も売上げも、倍々に伸びています。能力の高い誠実な人たちが自然と集まってくれた感じでありがたい限りです。でも、本番はここから。役者も揃ってきたところで、舞台はさらに大きくなります。目指すところは、街づくりです。少し時代を遡りますが、戦後のハウスメーカーには焼け野原からの復興というミッションがありました。皆に等しく快適や便利が大量供給されたことで、生活のレベルが上がり、私たちは平和が当たり前の世の中を手に入れた。でもその一方で、地域性が薄れてしまったことも確かです。地方都市はどこも同じ。昔ながらの駅前商店街はシャッター街と化し、人づきあいが希薄になって、共働き夫婦は育児に苦労している。豊かになったはずなのに、暮らしが殺伐としているのはなぜなのか。鳥取県は女性の幸福度No.1という統計データもあるので、まだ良い方なのかもしれませんが。

住みやすい家と暮らしをもう一度、本気で考える時期が来たのだと思います。世界に追いつけ、追い越せで、日本が見失ってしまったものを、生じてしまったいびつさを、問い直す必要があるのです。山陰には山陰ならではの生き方、暮らし方がある。頭に浮かぶ言葉は「温故知新」です。人々が安心して一生住める家づくりも、そして街づくりも。新築はもちろん、既存の建物のリノベーションも織り交ぜて、住環境や食のシーン、教育、医療、福祉の領域まで。私たちの街に必要なモノ・コト・文化情報をも幅広く手がけ、地域全体を活性化させていくために、建築業だけではない様々な新業態の事業の立ち上げも構想しています。そこから子会社が生まれて、私のような社長がひとり、ふたりと増えていく未来もイメージしているんです。たくさんの人たちと手を携えて、高く手を伸ばして、前へ、前へ! 山陰の地域に貢献できるリーディングカンパニーになるために。進むのみです!

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  • 社長面接は最低90分?

    本当は60分で収めたいのですが、2時間越えの人もいますね。家づくりのこととか、街づくりとか、話し出すと止まらなくなっちゃう。力を尽くしてもらうには、まず私自身が腹を割って想いを伝えるべきだと思っているので。会議でも「ほぼ、社長の独壇場」と社員に笑われてますが。

  • 社長業は向いている?

    子供の頃から経営者になることは決めていましたから。後継として生まれた長男坊で、風呂は一番風呂、魚は尾頭つき。その代わり、スポーツも勉強も一番じゃないと父の逆鱗に触れる。なるようにしてなったというか、親の刷り込みはあったかもしれませんね。

  • 弱点は何ですか?

    睡眠不足です。実は幼い頃からロングスリーパーで。10時間寝ないと、脳がちゃんと機能しない。微熱も出ちゃう(笑)。 オフィスや支店が街の中心にあるのは通勤時間をできるだけ減らすためなんですよ。みんなも早く帰って、早く寝て、次の日もがんばって!と思うからね。

  • 料理が得意?

    はい、趣味です。最近ハマっているのはインド料理。子供たちにも本格的なインドカレーを振るまいます。チキンとか、ダール豆とか、4〜5種類作って、インド料理店みたいなステンレスのプレートに並べて。友人が遊びに来る時も腕を奮います。今欲しいのは、プロ使用の厨房機器です(笑)